Zacooは、Webマーケティング・AIコンサルティング・人材紹介の3つの事業を展開しています。2026年9月に代表取締役に就任した平垣内 航に、これまでのキャリア、3つの事業をひとつの会社で手がける理由、そしてこれから目指す姿を聞きました。
代表インタビュー:Zacooが3つの事業で目指すもの
平垣内 航Zacoo株式会社 代表取締役
CONTENTS 目次
01コンサルティングファームで学んだこと
——まずは、これまでのキャリアを教えてください。
2023年4月に、新卒でEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社に入社しました。コンサルタントとして、さまざまな業界のお客様のプロジェクトに関わってきました。2026年9月に同社を退職し、同じ月にZacooの代表取締役に就任しています。
——コンサルティングファームでの経験で、今に生きていることは何ですか。
いちばん大きいのは、「お客様が判断できる状態をつくる」という仕事の考え方です。どれだけ良い分析をしても、相手が決められなければ前に進みません。課題を分解して、何が分かれば判断できるのかを考え、そこから逆算して動く。この進め方は、今の経営の仕事でもそのまま使っています。
もう一つは、計画を立てることと、実際に現場で動かすことのあいだには大きな距離がある、ということです。戦略や方針が決まっても、現場の業務やそれを担う人が変わらなければ成果にはつながりません。その距離を埋める仕事に、自分自身で取り組みたいと考えるようになりました。
——プロジェクトの中で、印象に残っている場面はありますか。
お客様の現場の方と一緒に、業務の流れを一つずつ書き出していった時間です。会議室で議論しているだけでは見えなかった手間や工夫が、現場に入るとたくさん見えてきます。「現場に、答えがある」という言葉は、今のZacooで大切にしている考え方の一つですが、その原点はこの経験にあります。
02Zacooの代表に就任した理由
——代表就任を決めたきっかけを教えてください。
Zacooには、Webマーケティング、AIコンサルティング、人材紹介という、事業の成長に欠かせない3つの機能がそろっていました。集客の仕組み、業務を支えるテクノロジー、そしてそれを動かす人です。外から助言するだけではなく、この3つを組み合わせて、お客様と一緒に成果まで責任を持てる会社をつくりたい。そう考えたことが、就任を決めた理由です。
——コンサルタントから経営者へ、立場が変わって感じていることはありますか。
自分で決めて、その結果を自分で引き受ける重さは、想像以上でした。一方で、決めたことをすぐに試し、手応えを確かめながら直していけるのは、事業会社ならではの面白さだと感じています。
——就任してから、まず取り組んだことは何ですか。
社員一人ひとりと話す時間をつくることです。それぞれの事業で、どんなお客様と向き合い、どこに手応えや課題を感じているのか。現場の声を直接聞くことで、3つの事業がどうつながれば、お客様にとってより価値のある支援になるのかが見えてきました。
033つの事業をひとつのチームで
——3つの事業は、それぞれどのような仕事をしているのですか。
Webマーケティング事業では、広告運用やSEO、SNSなどを通じて、お客様の集客と売上づくりを支援しています。これまでに40社以上を支援し、広告運用の金額は累計で10億円を超えました。自社で運用しているWebサイトやSNSも、月間で1,000万PV以上の規模になっています。
AIコンサルティング事業は、2024年に始めた事業です。AIを使った受託開発や業務改善の支援を行っています。
人材紹介事業は、コンサルティング、AI・テック、マーケティングの3つの職種に特化しています。転職をお手伝いした方の年収アップ率は95%、入社後の定着率は97%です。企業様に向けては、CAIOやCxOといった経営人材のヘッドハンティングも行っています。
——なぜ3つの事業を、ひとつの会社で手がけるのでしょうか。
お客様の課題は、一つの領域だけで完結しないことが多いからです。たとえば「集客を伸ばしたい」というご相談でも、話を聞いていくと、問い合わせが増えたあとの対応が追いつかない、データを分析する人がいない、といった課題が見えてきます。
集客、業務の仕組み、人。それぞれを別々の会社に頼むと、つなぎ目で情報が抜け落ちたり、責任の所在があいまいになったりします。3つの領域をひとつのチームで考えられることが、私たちの強みだと考えています。
——ひとつのチームで考えると、お客様にとってどんな違いがありますか。
一番は、話が早いことだと思います。課題の全体像を一度共有していただければ、集客の改善、業務の効率化、必要な人材の採用までを、同じ前提で考えられます。どの順番で手をつけるべきかを一緒に整理できるので、お客様が複数の会社とのあいだで調整する負担も減らせます。
04まず、自分たちで使ってから届ける
——AIコンサルティングでは、どのような支援をしているのですか。
私たちは、自社でもAIツールを開発し、日々の業務で運用してきました。その知見をもとに、お客様ごとに必要な形へカスタマイズしてご提供しています。
たとえば人材紹介会社のお客様では、CRMへの入力から応募、マッチングまでの業務の流れをAIで効率化し、営業事務の人員を80%削減しました。Webマーケティングの領域では、集計や分析にかかる時間を80%削減し、空いた時間を施策の改善にあてたことで、その後PV数が300%以上伸びた事例もあります。
——自分たちで使うことに、こだわる理由を教えてください。
AIのツールも、マーケティングの手法も、実際に使ってみないと分からないことがたくさんあります。どこでつまずくのか、どうすれば現場に定着するのか。自分たちの事業で試して確かめた知見だからこそ、お客様にも自信を持ってお届けできます。
——AIの導入で、うまくいかないのはどんなときですか。
ツールを入れること自体が目的になってしまうときです。どの業務の、どんな手間を減らしたいのか。成果を何で測るのか。誰が使い続けるのか。こうした前提が決まらないまま導入すると、最初は使われても、だんだん使われなくなってしまいます。私たちは、導入の前に業務を一緒に整理し、導入後に定着するところまで伴走することを大切にしています。
05人の可能性を信じる
——人材紹介の仕事で、大切にしていることは何ですか。
一人ひとりのキャリアに、丁寧に向き合うことです。職務経歴書だけでは見えない強みや、本人もまだ言葉にできていない志向があります。面談を通じてそれを一緒に見つけ、次の一歩につなげることを大切にしています。
——職種を3つに絞っているのはなぜですか。
職種を絞ることで、求人の背景まで深く理解できるからです。コンサルティング、AI・テック、マーケティングは、どれも私たち自身が事業として取り組んでいる領域です。現場の仕事を知っているからこそ、企業が本当に求めている人物像を言葉にでき、候補者の方にも具体的な働き方を伝えられます。
——求職者の方と向き合うときに、意識していることはありますか。
転職をゴールにしないことです。転職はあくまで手段で、その先でどんな仕事をして、どう成長していきたいのかが大切です。場合によっては、今の会社で続けるほうが良いとお伝えすることもあります。長い目で見て、その方にとって良い選択になるかどうかを一緒に考えたいと思っています。
06知見が循環する会社へ
——3つの事業は、どのようにつながっているのですか。
それぞれの事業で得た知見が、ほかの事業に生きる関係になっています。マーケティングの現場で得たデータや課題がAIツールの改善につながり、AIで業務を効率化した経験が、お客様への提案や採用の支援に生きる。人材紹介で聞く現場の声は、どの事業にとっても大切なヒントになります。
一つの事業だけでは得られない知見が、会社の中を行き来している。この循環を太くしていくことが、Zacooの成長そのものだと考えています。
——循環を生むために、社内で工夫していることはありますか。
事業をまたいで知見を共有する場をつくることです。ある事業で試してうまくいった方法や、お客様から聞いた課題を、ほかの事業のメンバーにも共有する。小さなことですが、それを続けることで、自分の担当領域の外にも目を向ける文化が育っていくと考えています。「知見を、循環させる」ことは、私たちが大切にしている価値観の一つでもあります。
07これから目指す姿
——今後、Zacooをどのような会社にしていきたいですか。
私たちのミッションは、「テクノロジーと人の力で、挑戦する企業と個人の成長をつくる」ことです。そして、AI時代に、いちばん頼られる「事業」と「人材」のパートナーになることを目指しています。
AIが広がるほど、技術をどう業務に生かすか、そしてそれを担う人をどう見つけ、育てるかが、企業にとって大きなテーマになっていきます。その両方に向き合える会社として、お客様や求職者の方から最初に声をかけていただける存在になりたいと思っています。
——そのために、これから力を入れたいことは何ですか。
一つは、AIコンサルティングの支援の幅を広げることです。自社で開発・運用してきたAIツールの知見を土台に、受託開発から業務改善、導入後の定着まで、お客様ごとに必要な形でお手伝いできる体制を整えていきます。
もう一つは、3つの事業の連携をさらに深めることです。マーケティングで集客を伸ばし、AIで業務を整え、必要な人材の採用まで支える。こうした支援を一つの流れとして提供できるように、事業をまたいだチームづくりを進めていきます。
——最後に、読者の方へメッセージをお願いします。
——一緒に働く仲間には、どんなことを期待していますか。
自分で考えて動ける人と働きたいと思っています。経験の長さよりも、お客様の課題に本気で向き合えるか、新しいことを素直に学べるかを大切にしています。AIやマーケティングの手法は変化が速い分野です。まず自分たちで使ってみて、良いものは取り入れ、合わないものは手放す。その姿勢を、会社として持ち続けたいと考えています。
また、事業の垣根を越えて動ける人が増えるほど、知見の循環は大きくなります。マーケティングの担当者がAIの活用を学んだり、人材紹介の担当者がお客様の事業課題を深く理解したりする。そうした成長を、会社として後押ししていきます。
事業の伸ばし方に悩んでいる企業の方も、次のキャリアを考えている方も、まずは気軽にご相談ください。私たちも、速く、誠実に動くことを大切にしています。一緒に、次の挑戦をつくっていけたらうれしいです。
おわりに
コンサルティングファームでの経験を土台に、3つの事業をひとつのチームとして動かす平垣内。集客、テクノロジー、人の力を組み合わせ、知見を循環させながら、企業と個人の成長を支えていきます。Zacooの事業や採用について詳しく知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。


